社会保険のメリットと派遣看護師の加入条件

看護師が求人を探す際は、社会保険の有無をしっかりと確認する必要があります。
日本では人材を雇用する場合、仕事を保障するための保険に加入させることが法律で義務付けられています。
しかし看護師として働いている人の中には、加入によってどのようなメリットを得られるか理解していない人も少なくありません。

社会保険加入における大きなメリットの1つが、年金支給額のアップです。
この保険に加入している人は、通常支払われる国民年金とは別に厚生年金の支給を受けることができます。
これにより、定年退職後も安定した額の年金を受け取ることができ、安心して暮らすことができます。
その他、何らかの原因で体に障害を負った時の障害厚生年金、仕事のおける怪我に対する労災、女性が出産した際の手当といった保障も受けられます。

社会保険は希望をすれば全ての人が入れるというわけではなく、最低2ヶ月以上勤務、定められた金額以上の収入といったいくつかの加入条件を満たさなくてはなりません。
正社員の看護師として働く場合にはこれらの条件は問題なくクリアーはできますが、派遣の場合は注意が必要です。
派遣とは文字通り人材派遣を生業としている会社と契約し、指定された病院で勤務する形態のことを言います。
契約期間を始めとした雇用条件は会社によって大きく違っており、単発契約という形を取っていると2ヶ月という条件を満たすことができません。
そのため、事前に派遣会社の雇用形態をしっかりと確認して長期、もしくは短期でも2ヶ月以上同じ所で勤務ができる会社を選ぶことが大切です。

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